心理学 資格

心理学の資格取得【カウンセリングを学ぶ前に確認すべきこと】

心理学の資格とはどんなもの?

一般的にとある学問を研究すると、簡単ではないにしろ最終的には学者になる道が開かれますが、心理学を学ぶと仕事に活かせる事も出来ます。

 

欧米の多くの企業、特にIT関連企業では社内に専属の心理カウンセラーを置いて、従業員をサポートする体制が取られている事が多い様です。

 

そんなカウンセラー先進国に見習おうという動きが、日本の社会にも見受けられますが、心理学の資格とは一体どの様なものなのでしょうか。

 

日本における心理学の資格

アメリカ、オーストラリアやカナダでは州単位の資格である心理学もしくは心理職の仕事ですが、実証臨床心理学が最も進んでいると言われているイギリスは、国家資格となっています。しかしながら、意外な事に日本の心理学の資格は、実は国家資格ではないと言うのが現状です。

 

心理カウンセラーや心理セラピスト、臨床心理士など日本でもポピュラーになりつつある職業の資格は、現在民間機関において資格が発行されています。

 

取得条件が異なる心理学の資格

古代ギリシャや古代エジプトにおいて既に心理学的な学問が存在していましたが、哲学から切り離して現在の統計的な心理学という形態になったのは、1879年と比較的近代なのです。

 

心理学が比較的新しい分野の学問なので、日本では国家資格ではないと考えてしまうのは非常に短絡的ですが、心理カウンセリングなどが今よりもっと日本の社会に浸透していくならば、いずれ国家資格化される事もあり得るでしょう。

 

また、臨床心理士や学校心理士、臨床発達心理士などについては、大学でそれらを専攻するなどの一定の学歴が必要であり、その条件を満たさないのであれば資格取得は難しいでしょう。

 

しかし、どうしても心理学の分野の資格を取りたいと望まれる方は、上述の資格の他にも産業カウンセラーや認定カウンセラーなどの資格取得を目指す事が出来るかも知れません。まだまだ仕事に直接結びつく資格とまでは行かないのが現状の様ですが、将来性のある資格の一つであると言えるでしょう。

 

心理カウンセラーになるには?

大学(院)で資格取得を目指す

心理カウンセラーを目指すなら、まず、考えるのは、一般的に知られている資格の取得を目指すことではないでしょうか。

 

中でも、「臨床心理士」と「認定心理士」の2つは、は最もおなじみの資格です。

 

前者は、指定大学院の修了、後者は大卒、ともに心理学の単位を修了後に取得できます。

 

また、平成30年からスタートする「公認心理師」は、一般的にはまだ耳慣れない名称ですが、こちらも大学院心理学課程の修了が必須です。

 

こちらは、心理学としては初の国家資格として、いずれ広く知られる名称になるでしょう。

 

どちらの資格も、高校時代に心理カウンセラー志望として進路を決めている人には、最もストレートなコースと言えましょう。

 

民間資格を取得する

これらの他に、心理カウンセラーには、数多くの資格があります。

 

会社や学校、福祉施設、病院といった“配置”場所別、また、芸術を用いて人々の心を癒す芸術療法士や音楽療法士など、“方法”別の資格も、さまざまな団体によって認定されています。

 

現在のところ、心理カウンセラーになるためには、数ある資格のいずれかを取得していると、求人への応募もしやすい状況になっています。

 

地方自治体などでは、前出の「臨床心理士」の資格取得者を重んじる傾向がありますが、企業ではその限りではなく、民間資格の保持者も歓迎されています。

 

重要なのはコミュニケーションスキル

心理カウンセラーに必要とされるのは、知識と技術の証し=資格であることは間違いありません。豊富な知識と技術こそ、専門家たるゆえんだからです。

 

けれども、心理カウンセラーに最も必要とされるのは、相談に訪れた人(クライエント)の信頼に足る“人間性”と“コミュニケーション能力”とされています。

 

一人前の心理カウンセラーになるためには、まずはカウンセリングを行う会社に入社し、良き先輩に出会い、仕事をしながら自己の研鑽を積む…そのような道がベストと言えるかもしれません。

更新履歴